ベルガモット!精油!憂鬱な気分を晴らそう‼
学名:Citrus bergamia
科名:ミカン科
抽出部位:果皮
抽出方法:圧搾法
主な産地:イタリア
主な成分:酢酸リナリル、リナロール、リモネン
主な作用:抗うつ作用、鎮静作用、殺菌作用、消化促進作用、鎮痙作用、利尿作用
ベルガモットはミカン科果実に属しますが、生食や果汁飲料には苦みが強いため食用にはされていませんが、紅茶のアールグレイの香り付けで有名ですね。
18世紀初頭に誕生した芳香水オーデコロンの主要原料だったと言われています。化粧品の香料としても幅広く使われています。
他の柑橘系のレモン精油やグレープフルーツ精油は、リフレッシュや集中力アップの作用が高いですが、爽やかで清々しい香りのベルガモットは「天然の抗うつ剤」と言われるほど、メンタル面での作用が高いです。
●心の作用
ベルガモット精油は、柑橘系に多く含まれるリモネンと、ラベンダー精油の主成分でもある酢酸リナリル、リナロールの成分を多く含む精油です。
この3つの成分が働くことで神経の興奮を鎮め、中枢神経のバランスの回復をサポートすると考えられています。
成分の働きからベルガモットは鎮静系の作用が強くストレスやイライラ、行き場のない怒り、欲求不満などを和らげて気持ちを落ち着かせる作用が高いと言われています。
「天然の抗うつ剤」と言われるほど、抑うつ症(=抑うつ気分。ゆううつ・悲しい・希望がない・気落ちする・落ち込む・つらい気分の落ち込みが長く続くなど)に素晴らし効き目があるとされています。
ベルガモットの芳香浴実験では、自律神経系を整え、不安や神経的疲労を軽減するという結果が報告されているようです。
酢酸リナリル、リナロールは鎮静作用が高いですが、リモネンには頭をスッキリさせる働きがあり、この3つの成分を合わせ持つことで、精神状態を落ち着かせ、落ち込んだ心を癒し、気持ちをリフレッシュさせて、明るく前向きな気持ちや楽観性を取り戻す助けにもなってくれます。
このようなことから、ベルガモットはメンタルバランスを整えることが得意な精油と言えますね
刺激作用はありませんのでリラックスタイムにも適しています。
眠りを促したり、安眠のサポートの香りとしても良く使われます。特にストレス性の不眠には高い効果が期待できるようです。
●からだの作用
柑橘系精油と同じようにリモネンを含んでいることから、胃腸の調子を整える働きがあります。
そのためストレスによる食欲不振・消化不良・便秘・下痢・おなかの張りなど幅広い胃腸トラブルの緩和に役立ってくれるでしょう。
酢酸リナリル、リナロールには鎮静のほか鎮痛作用もあるとされていますので、精神的なストレス性の症状全般に対しても緩和効果が期待できるでしょう。
また、リモネンには抗菌、抗ウイルス作用や免疫力を高める働きなども報告されています。
風邪などの感染症対策にも良いとされています。
●肌の作用
メンタル面への働きかけから、ストレス性の肌荒れ、肌トラブルに対しても高い効果を発揮すると言われています。殺菌消毒作用や抗炎症作用も期待されています。
心をゆっくりほぐし明るい気持ちにさせてくれるベルガモット!疲れて何もしたくない時などにおすすめです!
世の中大変な時ですので、一日の疲れを癒すのにアロマバスでリラックスタイムに使っていただきたい精油ですね