フランキンセンス!神秘的な精油!

フランキンセンスは、エチオピアやイランなどの乾燥地帯で育つ樹木の名前です。



その木を傷つけると、かさぶたを作るようにミルク状の樹液がにじみ出ることから、フランキンセンスの樹液を固めたものやエッセンシャルオイルは別名「乳香」とも呼ばれています。




特徴的な香りを持ち、古代エジプトの時代には神にささげる香りとして珍重されていました。



また、新約聖書にはイエス・キリスト生誕時にフランキンセンスが捧げられたとあり、現在でも教会でお香が焚かれることから、その香りには神聖なイメージが強いのが特徴です。



[2]フランキンセンス(乳香)の効能



癌細胞を抑制する!?



ネット上で「フランキンセンス」を検索すると、「癌が治る!」という記事やブログを多く見つけることができます。


フランキンセンスにはリンパ球の増殖を助ける効果があり、免疫力が上がるため癌細胞を抑制する効果が期待できるいというものです。



ただしよく調べると、免疫力をアップさせる効果には多少の信頼性があるものの、癌にまで有効だという明確な根拠を見つけることはできませんでした(アトピーについても同様です)。



そもそも医薬品として確かな効果が認められていないものを「○○に効く」「○○が治る」と宣伝することは医薬品医療機器等法(旧薬事法)に抵触するおそれがあります。



アンチエイジング効果(しわ・たるみの改善)



フランキンセンスには、美肌効果があることが知られています。



細胞の活力・再生力を高めてくれるので、しわ・たるみの改善に役立つとして多くの化粧品が売り出されています。



多くの化粧品が肌の表面にしか浸透しないのに対し、精油は粒子が細かく皮脂になじみやすいため、肌の真皮層にまで有効成分が届いてしっかりと効果を発揮してくれるようです。



市販の化粧水にフランキンセンス精油を混ぜて使う人もいるようですが、製品によっては化粧水の品質が変化する可能性もあるためおすすめはできません。



自分でオリジナル化粧水を作る場合は、フランキンセンス精油1~3滴とグリセリン3mlを振り混ぜ、精製水40mlを入れて混ぜれば完成です。


 

また、市販の馬油10mlに精油を2滴入れて混ぜれば、簡単に美容オイル(固形の場合はクリーム)を作ることができます。


 

伸びがよくて全身に使えるうえ、高価な美容クリームよりも肌に合うと感じる人もいるようです。



馬油のニオイが気になる方にもおすすめの使用法です。



抗うつ作用



フランキンセンスの香りには鎮静・強壮作用があり、不安やイライラを鎮めて心を回復させる効果があると言われています。



胸を締め付けるような緊張を和らげて呼吸を深くするほか、精神を強壮して集中力を高めてくれるので、瞑想や心の浄化など、スピリチュアルな意味合いで使われることがあります。



抗うつ作用があり、心身のうつ症状やパニック症状で悩む人にも効果的だと言われています。



心身の浄化・空間の浄化



フランキンセンスには強い抗菌作用・抗炎症作用があると言われています。



香りを深く吸い込むことで内側から身体を浄化し、肺や粘膜の炎症を抑えるため、風邪や呼吸器系のトラブルに有効です。



また、神経の興奮を鎮めて痛みを抑えるため、リウマチなどにも効果があるとされています。



フランキンセンスをお部屋で焚くと神秘的な香りで満たされることから、(特にスピリチュアル的な意味合いで)なんとなくどんよりした空間や気持ちを一掃したいときにも使われるようです。



色々な効能があるので私もよく使用していますよ黄ハート